【アクセーヌ】ノンケミ×デパコスのデイクリームの実力はいかほどか?【デメリットも解説】

【アクセーヌ】ノンケミ×デパコスのデイクリームの実力はいかほどか?【デメリットも解説】

デパコス敏感肌向けブランドであるアクセーヌからノンケミカルのデイクリーム「デイトリートメントプロテクション」が誕生しました!

敏感肌向けのアクセーヌらしく「肌をケアして保護する」という意気込みが伝わってくるネーミング。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションです。

系列のカバーマークのデイクリームが大人気ですが、いよいよアクセーヌからもデイクリームが発売されて敏感肌の方は嬉しいのでは?

私、デパコスの有名どころのデイクリームはことごとく赤くなって刺激を感じて使えないんですが(もちろんカバーマークも)唯一ルナソルだけが使えるんですよ。

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だけど、ルナソルも調子が悪いときにはガサガサになるのでアクセーヌに期待して買ってみました!

それでは詳しく深掘りしてみますね。

デイトリートメントプロテクションの特徴

敏感肌でも使えるノンケミカル処方でありながら肌ケアもできるデイクリーム。保湿クリームの代わりに使えます。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションの説明書です。

角層ケア成分として「βキチンナノファイバー」と「高分子ヒアルロン酸」が配合。

さらにセラミドNPも配合されていているのですが、膜を強化する「ビオサッカリドガム-1」という成分のおかげで潤いが長続きするようです。

この「ビオサッカリドガム-1」というのを調べてみると、天然の糖質で保湿に優れていて、滑らかな使用感なのが特徴。

刺激を緩和する効果もあるので敏感肌向けの製品に合う成分ですね。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションの成分表です。

全成分

シクロペンタシロキサン、水、酸化チタン、スクワラン、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、BG、ジステアルジモニウムヘクトライト、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、グリコシルトレハロース、PEG/PPG-20/20ジメチコン、水酸化Al、加水分解水添デンプン、キチン、グリチルリチン酸2K、セラミドNP、テアニン、ノイバラ果実エキス、ヒアルロン酸Na、ライチー種子エキス、塩化Na、クエン酸Na、シリカ、ジメチコン、ステアリン酸、パルミチン酸デキストリン、ビオサッカリドガム-1、メチルパラベン、酸化鉄


  • 2025年4月25日発売
  • 40g・7150円
  • SPF28/PA++
  • ノンケミカル
  • 酸化亜鉛フリー
  • 無香料
  • アルコールフリー
  • ノンコメドジェニックテスト済み

紫外線防御力がSPF28と低いので他社のデイクリームと比べるとショボイ印象を受けますが、ノンケミカルで酸化亜鉛フリーだとSPF30前後ぐらいが平均値です。

敏感肌の方から人気のPOLAのホワイティシモの日焼け止めもノンケミカル・酸化亜鉛フリーでSPF30です。

中にはミノンのデイクリームのようにノンケミカル・酸化亜鉛フリーでSPF50+/PA++++を実現しているものがありますが、アレはかなりレア。

(ひょっとしたら今後そういった商品が増えてくるかもしれませんが)

アクセーヌはSPF28/PA++という無難な数値に落ち着いていますが、日常使いするには問題ないし、むしろ耐久性はかなり良いので、そこらの落ちやすいデイクリームより紫外線をしっかりカットしてくれそう。

ただ耐久性がいい分、毛穴詰まりしやすい方はクレンジングに注意が必要ですが(これに関してはデメリットの項目で)

それでは前置きが長くなりましたが、使用感やなぜ耐久性が良いか詳しく書いていきますね。

ノンケミだけどテクスチャーが良い◎

テクスチャーに関してはデイクリームと名乗っているだけあり、保湿クリームと変わらない滑らかな質感。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションを手に出したところです。

柔らかいクリームが肌に溶け込むように馴染みます。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションのテクスチャーを見せています。

馴染んだあとはサラッとした質感になってテカテカしないので、日焼け止め特有のテカリが気になる方には嬉しいポイント。

白浮きしづらい

ノンケミだと白浮きしないか気になる方も多いと思いますが、それほど白浮きは気にならない。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションを手の甲の半分に塗って白浮きしていないところを見せています。

写真で見ても、あまり肌トーンが変わっていないのが分かると思います。

春夏に使いやすい適度な保湿力

他社の有名どころのデパコスデイクリームに比べたら保湿力は控えめ。

ですが、真夏でも使いやすい適度な保湿力だと思うので、他社のデイクリームは夏には重過ぎるんだよって方には良いと思う。

密着感が高い

そして他社の有名どころデイクリームと違うのは皮膜感が強いところですね。

成分表の1番上に「シクロペンタシロキサン」という成分がありますが、これは揮発性シリコーンで皮膜を形成します。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションの成分表です。

水分の蒸発を防いだり、化粧持ちを良くするために配合されていますが、密着感がかなり強くなるので好みは分かれるところ。

安全性の高い成分なのでアクセーヌの日焼け止めはどれもシクロペンタシロキサンが高配合されています。

汗・水に非常に強い

こちらも「シクロペンタシロキサン」に関係することですが、高配合だと撥水性がかなり高くなります。

紫外線拡散剤として配合されている酸化チタンも高配合だと撥水性が高くなるので、これはウォータープルーフか!と思うほど水を弾く。

手の甲に水をかけてアクセーヌ デイトリートメントプロテクションの撥水性を見せています。
ワンプッシュを塗って水を掛けました

ちなみにアクセーヌの日焼け止めはどれも、これくらい水を弾きます。基本となる成分構成が似ているので。

SPF28/PA++と低めですが、耐久性はかなり良いと思うので、紫外線からバッチリ守ってくれると思います。

デイトリートメントプロテクションのデメリット

いつものように、デメリットを思いつく限り。

石鹸や洗顔料では落ちない

先ほど密着感が強くて、汗や水にも強いと書きましたが、裏を返せば落ちにくいという事です。

公式サイトではデイトリートメントプロテクションの後に「化粧下地やファンデを塗っていない場合は石鹸や洗顔料で落とせます」と書いてありますが落ち切らないと思う。

成分表を見て落ちにくいのは想定済みだったので、普段使っているクレンジングでは落ちないだろうなと思って、娘のクレンジングバームを借りて数日使ってみたのですが‥

見事に毛穴の黒ずみが目立つようになりました。

シクロペンタシロキサンと酸化チタンは毛穴を詰まらせる成分ではないですが、きちんと落ちてないと結局は毛穴の黒ずみの原因になるんですよね。

なので、オイルタイプのクレンジングを推奨したい。

それも、油脂系のような洗浄力弱めではダメ。エステル系のクレンジングオイルをおすすめします。

これは化粧品業界の謎ですが、どう考えても落ちにくい成分構成のノンケミカル商品ほど、石鹸で落とせるというのをアピールしています。

逆に水でも簡単に洗い流せる日焼け止めなのにクレンジングを使うように推奨していたり‥

とにかく謎が多い石鹸落ちコスメですが、とりあえずデイトリートメントプロテクションでは洗浄力が高いクレンジングや洗顔料が必要です。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションの蓋を開けてポンプの形状を見せています。

夕方には乾燥する

塗って数時間はいい感じなんですが、それを過ぎるとノンケミ特有の乾燥感が出てきて「あ〜やっぱりノンケミだな」と再確認w

2025年新作のエトヴォスのデイセラム(ノンケミカル・酸化亜鉛フリー)の方が乾燥しないので、乾燥が気になる方はそちらの方がいいかも。

エトヴォスのレビューも近々アップしますね。

時間が経つと粉っぽさがある

これもノンケミ特有の悪い部分が出てるのですが、昼過ぎると質感が粉っぽいような感じになるんですよね。

なんとなく肌が汚く見えるのがマイナスポイント。

秋冬には保湿力が足りない

春夏でちょうどいい保湿感なので、秋冬や乾燥が強い方には物足りないと思います。

紫外線吸収剤でも全然平気!って方なら他社の有名どころのデイクリームの方がしっとりするので、わざわざコレを買う必要はないと思います。

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションと箱を並べています。

こんな人におすすめ

  • ノンケミカルのデイクリームを探している
  • 春夏にサラッとしたデイクリームを探している
  • かなり敏感肌
  • 落ちにくい日焼け止めを探している
  • 密着感があるほうが好き
  • 日常使いしやすいSPF30前後が好き
  • 脂性肌で化粧崩れが気になる方

こんな感じでしょうか。

デパコス・ノンケミは嬉しいけど、もう一捻りが欲しかった

特に刺激もなく使えたのは良かったですが、秋冬には物足りない保湿力なので、今のところ秋冬に使えるデイクリームはやはりルナソルだけ。

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【LUNASOL】秋冬のデイクリームで使えるのはコレだけ【グロウイングデイクリーム 】 こんばんは。今日は2年連続で冬に使っていたルナソルの日焼け止め美容液について。 私の中で数年前、ルナソルが熱かった……

そして、良くも悪くもアクセーヌの日焼け止めらしい使用感でしたが、デイクリームなので、もう一捻りが欲しかったですね。

テクスチャーの滑からかさは頑張っていますが、基本となる成分構成がアクセーヌの他の日焼け止めと似ているので、コレじゃなくても感が否めない。

最近はデイクリームが人気なので口コミサイトを見ていると、敏感肌の方でも紫外線吸収剤のデイクリームを愛用していたりします。

そんな中で40g・7150円(税込)のデイトリートメントプロテクションを選ぶ人がどれだけいるのか?

アクセーヌ デイトリートメントプロテクションと箱を並べています。

ひょっとしたら既存顧客の新たな選択肢として発売しただけで、新規顧客獲得はあまり考えてないのかもしれませんが。

同じ会社のカバーマークとの差別化ができているのは良いと思いますが、もう少しカバーマークの技術を取り入れつつ敏感肌でも使えるハイテクデイクリームだともっと話題になったかも。

例えばPOLA・オルビスグループの「ディセンシア」は敏感肌向けなのに紫外線吸収剤メイン、だけど紫外線吸収剤が直接肌に触れない処方!という驚きの日焼け止めを2024年に発売しましたが、あれはPOLAの後ろ盾(技術力)があるからだと思うんですよ。

そんな感じでアクセーヌからも、ちょっと驚くような製品が出ればいいなと思っています。

なんか最後はボヤいてしまいましたが、かなり敏感肌の方だと日焼け止め選びの選択肢が限られているので、そういった方には良いデイクリームだと思います。

それでは今日はこの辺りで。長くなりましたが読んでくれてありがとう。

この記事を書いた人 Wrote this article

machi

machi

敏感肌のアラフォー。冬は超乾燥肌。夏はちょい乾燥肌〜普通肌。ノーファンデ派です。毛穴が異常に詰まりやすいので酸化亜鉛フリーor低配合を選びがち。